lingual リンガル矯正装置による治療
ワイヤー矯正は、ブラケットとよばれる矯正装置を歯に接着し、そこにワイヤーを通して引っ張ることで歯を移動させる治療法です。
このワイヤー矯正のひとつである「リンガル矯正装置による治療」では、ブラケットとワイヤーを歯の裏側に装着します。矯正装置が外側からほとんど見えないため、見た目を気にせずに歯並びや噛み合わせを整えられます。
また、リンガル矯正装置による治療には、「矯正装置が粘膜を傷付けにくい」「お口を使う楽器も演奏しやすい」など、見た目以外にもさまざまなメリットがあります。
こんな方におすすめ
- 目立つ矯正装置には抵抗がある
- お仕事などで人前に出る機会が多い
- 周りの人に気づかれずに歯並びを整えたい
- 結婚式など大切なイベントを控えている
- 出っ歯をしっかりと治したい
- 舌で前歯を押してしまう癖がある
- 動きの激しいスポーツをしている
- マウスピースを使う楽器を演奏している
リンガル矯正装置による治療の特徴
【特徴01】見た目が気にならない
矯正装置が見えにくいため、周囲に治療中であることを気づかれにくく、見た目を気にせずに歯並びや噛み合わせを改善できます。
【特徴02】前歯を後方に移動しやすい
リンガル矯正装置は歯を後方へ引っ張ることが得意なので、歯の表側に矯正装置を装着した場合よりもスムーズに前歯を後方に移動できます。
【特徴03】舌癖が改善しやすい
舌が装置に触れてしまう不快感によって、不正咬合の原因となる「舌で歯を押す癖」が改善しやすく、後戻りしにくいことが期待できます。
Labial ラビアル矯正装置による治療
「ラビアル矯正装置による治療」とは、ブラケットとワイヤーを歯の表側に装着して歯を移動させるオーソドックスな矯正治療のことをいいます。 矯正装置を歯の表側に装着するため、矯正装置が目立ってしまう点がデメリットではありますが、歴史のある矯正治療法で、ほとんどの症例と幅広い年齢に対応できます。 また、リンガル矯正装置による治療よりも治療費がかからないため、できるだけ治療費を抑えたい方にもおすすめです。
こんな方におすすめ
- 矯正装置の見た目より治療結果を重視する
- できるだけ治療費を抑えたい
- 発音しにくい矯正装置は避けたい
- ほかの矯正装置では治療が難しい
- より効果的に歯を動かしたい
- 矯正装置が舌に触れることに不快感がある
- 早く治療を完了したい
- 自己管理が必要な矯正治療は不安
ラビアル矯正装置による治療の特徴
【特徴01】幅広い症例に対応できる
歴史が長く、何度も改良が重ねられているうえに手技も確立されているため、ほとんどの症例に対応できます。
【特徴02】発音や咀嚼がしやすい
リンガル矯正装置のように舌が装置に接触することがないため、発音や咀嚼に支障が出ることはほとんどありません。
【特徴03】治療費が抑えられる
矯正装置を作製するために時間と手間がかかるリンガル矯正装置よりも、ラビアル矯正装置を使った治療のほうが治療費を抑えられます。
Flow ワイヤー矯正の治療の流れ
1カウンセリング
お悩みやご要望を丁寧にお伺いしたうえで、選択できる治療の内容や大まかな治療期間、治療費などについてご説明します。
2精密検査
レントゲン撮影にお口とお顔の写真撮影、模型を作るための歯型の採取など、診断に必要な精密検査を行ないます。
3歯型模型の作製
精密検査で採取した歯型をもとに歯型模型を作製し、治療後の歯並びのシミュレーションをして治療計画を立てます。
4治療開始
歯に矯正装置を装着します。治療中は1~2ヵ月に1度の頻度で通院していただき、矯正装置の調整や治療の進捗状況を確認します。
5治療完了・保定
歯の移動が完了したら、矯正装置を外します。その後は保定装置を装着して歯がもとの位置に戻るのを防ぎます。